10月で満90才になった、平成上皇ともあのモリさんとも同年である。
年を取ると健康上一番の問題は痴呆だが「低学歴難聴は痴呆必至最短距離最前線」と何年も前から云われて来たが、まだ発症していない。
もう一つは時代の流れについていけないことである。
コロナワクチン接種申し込み、難聴なので電話で出来ないのでネットでやろうと思ったが、どうしても申し込みが出来ない。パソコンが不良だと思って東府中のパソコンショップに修理依頼したが「出来ません、分かりません」の繰り返しで何も分からず持ち帰った。パソコンショップの技術者がオレよりパソコン出来ない、AI時代か?
それで旅行申し込みもできないので、切符買って行ける所に行ってる。
老人の健康のために「一日一万歩、好奇心持て栄養のバランスよく腹八分目」と云われているが、女房に早くに死なれ48年自炊 粗食小食、栄養のバランスなど、クリミヤ半島ぐらい遠い話しだ。栄養ないので病気が入る隙間がない 、
生活習慣病基礎疾患なし。
整形外科からは「うちに来てもらってもやる事がない」と断られ、多摩医療センターの指導では「体操するな、ウオーキングするな」と言われた。それ以来医者不信で「医者に行ってネ薬飲んでネサプリも飲まネ」自己流でやってるが問題ない。
しかし、近頃急に足が弱くなった。スーパーで買った食材リュックで背負って帰ると重い。「ただで配達してくれるんだから周囲の援助うまく使うのがうまい生き方だ」と忠告されるが体が動く限り援助に依存しない。援助支援利用するうまい生き方とは体力低下することだ、体力気力続くかぎりすべて自分でやる。
何の特技もないのがムリにムリ重ねて壁に突きあたる、生きることはカベにブチ当たりムリする事だ。それで生残って来た。何の特技もないのが人並みにやってりゃとっくに潰れてる。
やせ我慢ムリの限界がオレ流自立人生の終わりだ。

私は都内から転入して来たが、子供はこの地で生まれ育ち、小中以来の友人が多い、親も同年代、彼らは「親が弱く介護が大変金もかかる、痴呆で問題起こし面倒見きれない大迷惑」と云っている、その点うちの親は丈夫で何も問題なく助かってると子供に感謝された。親としては最高の褒め栄誉である。




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終末通信 連載64回
苦渋…90才になった