終末通信 62回
痴呆予防は知恵を絞って日常生活を活用する
痴呆予防は日常生活で十分、

風呂場のマンホールの蓋が壊れた、私が日曜大工センターに行くというと家族が通販で買えというが正確な名前が分からないので注文出来ない、
私がこの家を建てた建築業者に注文すると「網のメーカーは、型番は」と煩い、風呂場の入り口に型番書いたシールが貼ってあるはず、という、そんなものないというと黙ってしまい進まない。私が日曜大工センター行ったが、「販売してない、取り寄せもできない」。現在はこういう物だという全く別物、仕方がないので、おおよそ寸法合わせたベニア板買って来て、鋸で挽いて作り始めた、そのうちスーパーの家庭用品売り場に殆ど同じもの売っているの見つけた、家族の評価もいい。一件落着、
ある日八百屋の店先で、同じ板にスイカやメロンが並べられていた。そういう使い方もあるのか、と納得した。
板のメーカーは何に使うつもりでつくって売っているのか知らないがこれでいい。
使う人の思考の柔軟性、アイデアなのだ。青果店のメロンの展示台とうちの風呂場のマンホールと同じものとはお釈迦様でも気がつくまい。

マンホールの蓋はこういう物、という固定観念では時代の変化について行けない、思考の柔軟性が必要なのだ。
云いたいのは、思考の柔軟性が年寄りの場合は痴呆予防になるということ。3歩歩いて手をたたく、塗り絵貼り絵など言われるままに安易にやってては効果は少ない、視点かえれば日常身辺に痴呆予防の材料はいくらでもある。
庭にいろいろなちょうちょうが来る、蝶には蝶の飛ぶ道があると云われているが、気をつけてみているのだが蝶の飛ぶコースはまだ分からない、しかし気をつけて見る、というだけでも脳は活動する。注意の積み重ねが予防になっていくのだと思う。



        クリックでトップへ

        クリックで終末欄目次へ